マイルスは「すべてはオレだ」という人でしょう、きっと(笑)。それは音楽に対して、時代に対して飛び抜けた慧眼を持っていたのだから当然です。しかし、そのマイルス・デイビス ミュージックを実現するためにバンドの親分として、メンバーたちにはとても気を配ったということが数々の発言からは読み取れます。

その証拠に、マイルスを追いかけるとジャズ界最大の人脈図が手に入ります。レッド・ガーランド、ジョン・コルトレーン、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズ、トニー・ウィリアムス、ハービー・ハンコック、ウエイン・ショーター、ロン・カーター、ビル・エバンス、ウイントン・ケリー、デイブ・ホランド、ジョー・ザビヌル、ギル・エバンス、チック・コリア…。まだまだありすぎて書ききれません。キース・ジャレット、ソニー・ロリンズやセロニアス・モンク、ホレス・シルバー、J.J.ジョンソン、ジョン・スコフィールドだってそうです。そして、ほとんどの場合、マイルスバンドにおいて場合生涯最高の演奏を繰り広げているのです。

『MILES ON MILES』より

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